ご愛読ありがとうございます。
でおなじみ
です。
朝晩が寒くなってきて皆さんお体を崩してはいませんでしょうか?
先日テレビを見ていたら、「いつのまにか骨折」というCMをしていました。
そのCMの中では、「いつのまにか骨折」がどういったものか簡単にしか触れていなかったので、もう少し詳しく説明していきます。
そもそも「いつのまにか骨折」という骨折の病名は存在しません。
正確に言うと、「脊椎圧迫骨折」というもので、骨がボキッと折れてしまうのではなく、脊柱を構成する脊椎という骨が、クシャッとつぶれてしまうことをいいます。
主に高齢者の方が多く、骨がもろくなってしまう病気の骨粗鬆症を併発していることが多いです。
では何故「いつのまにか骨折」と言われるのでしょうか?
それは、「脊椎圧迫骨折」は骨粗鬆症が進み骨がスカスカになり脆くなると、尻もちをついたり、ひどい場合は椅子にどすっと座っただけの力で引き起こされます。
更に骨折をしたからと言って激烈な痛みが出るわけでなく、「なんか腰が痛いな」や「最近背中が曲がってきたな」などの症状しか出ません。なのでお医者さんに検査で行ったときにたまたま見つかるケースが多く、いつなったかがよくわからない為「いつのまにか骨折」と呼ばれるのです。
この骨折自体はあまり怖くはありませんが、ほっておくとどんどん背中が曲がってくるので早期に治療しておくべきものでもあるので、「最近、腰が伸びにくいな」や「腰が痛だるいのが続く」などの症状がある場合、自分は大丈夫と思わず早めに治療をしていきましょう。